ご注意!
このページに書かれている事は調べた事を概略にしたものですが、間違っている事もあると思いますので、参考程度にお読みください。
もし、知っていない方の為に・・・ メモリーには規格があり、お持ちのパソコンに対応した規格のメモリーである必要があります。
このページを作成にあたり、下記のホームページを参考にしています。
メモリーの簡単な概略
役割
メモリーは色々とあるのは誰でも知っている通りですが、ここではDDR系のメモリについて。
CPUは頭脳、メモリーはよく作業台、机などのようなもの。ちなみにハードディスクは本棚等のようなもと説明されています。メモリーは一時的な作業スペース、情報が整理で大きくて速いとCPUが高速な処理ができる。
ハードディスクもメモリーも記憶する事である、ハードディスクに比べて、記憶(読み書き)するスピード、そのデータをCPUに転送速度が別な次元ほど速い。
メモリーの空き容量がなくなると、ハードディスクの空き容量に作業スペースが流れる。ハードディスクでは、メモリー程速い処理が出来ないので、結果として遅くなってしまう。
DDR
DDRはDouble Data Rate(ダブルデータレート)。クロック信号の両エッジ(立上りと立下り)を利用して同期を行う方式。要するに、道路で言えば上り下りのある2車線(片側1車線)の道のようなもの。
デュアルチャンネル、トリプルチャンネル
ご存知の方も多いと思いますが、簡単に・・・。
CPUとメモリー間のデータ転送の事をバスと呼ぶそうです。デュアルチャンネルは同じメモリーを2枚使ってデータ転送を2倍に高速化させる技術。トリプルチャンネルは3枚使う。古いパソコンでは対応していない場合がおおいが、パソコン(マザーボード)を確認する必要がある。
DAWとメモリー
大容量のメモリーの必要性
何度となく当サイト内にでてきますが、DAW/DTMは高性能なパソコンがどんどん必要になっている。最低動作条件と推薦ハードウェアも右肩上がりである。最低のメモリ搭載が2GBで推薦が4GB以上であると感じます。
DAW/DTMを音楽制作上使う場合、プラグインは不可欠のものとなっている。音質も高音質化している。DAWに限らず、複数の画面を広げるのは普通である。DAWのプラグインも高負荷のものも多い、メモリが少ないと同時に行える処理がどうしても少なくなってしまう。DAW/DTMではどうしても大容量のメモリーが必要だと言える。
OSが32bitの場合最大の積載量は4GBになるが、実質的に認識して利用できるメモリは3GBと+αで32ビットのパソコンの場合、4GB積んでも仕方がないと言われている。
同じ1GBと言ってもメモリーの規格によって実際にはデータ転送速度がかなりちがう。簡単に言うと古いパソコンの1GBと新しいパソコンの1GBは別の次元である。
DDR SDRAM
2001年から2005年頃の主要なメインメモリとして用いられた。今でも(2011現在)でも需要はある。
DDR SDRAMはその前の規格SDRAMの約2倍のデータ転送速度がある。
チップ規格 | モジュール | 作動周波数 | 実周波数 | 転送速度 |
規格 | (MHz) | (MHz) | (GB/秒) | |
DDR200 | PC1600 | 200(100×2) | 100 | 1.600 |
DDR266 | PC2100 | 266 | 133 | 2.133 |
DDR333 | PC2700 | 333 | 167 | 2.667 |
DDR400 | PC3200 | 400 | 200 | 3.200 |
DDR466 | PC3700 | 466 | 233 | 3.733 |
DDR500 | PC4000 | 500 | 250 | 4.000 |
DDR533 | PC4200 | 533 | 267 | 4.267 |
DDR550 | PC4400 | 550 | 275 | 4.400 |
- DIMM: 用途 デスクトップ:184ピン
- S.O.DIMM:用途 ノートパソコン等:200ピン
- Micro DIMM:用途 :ノートパソコン等:172ピン
DDR2 SDRAM
2004年から2006年頃の主要なメインメモリとして用いられた。DDR3が製造されている今でも(2011現在)でも高い需要がある。
DDR2 SDRAMはDDR SDRAMの約2倍のデータ転送速度がある。上記表と比べて見てもわかる通り、同じバスクロック(実周波数)でも転送速度が2倍になっている。
上記のDDR SDRAMとは互換性なし
- DIMM: 用途 デスクトップ:240ピン
- S.O.DIMM:用途 ノートパソコン等:200ピン
- Micro DIMM:用途 :ノートパソコン等:172ピン
チップ規格 | モジュール | メモリクロック | バスクロック | 転送速度 |
規格 | (MHz) | (MHz) | (GB/秒) | |
DDR2-400 | PC2-3200 | 100 | 200 | 3.200 |
DDR2-533 | PC2-4200 | 133 | 266 | 4.267 |
DDR2-667 | PC2-5300 | 166 | 333 | 5.333 |
DDR2-800 | PC2-6400 | 200 | 400 | 6.400 |
DDR2-900 | PC2-7200 | 225 | 450 | 7.200 |
DDR2-1000 | PC2-8000 | 250 | 500 | 8.000 |
DDR2-1066 | PC2-8500 | 266 | 533 | 8.533 |
DDR2-1150 | PC2-9200 | 287 | 575 | 9.200 |
DDR2-1200 | PC2-9600 | 300 | 600 | 9.600 |
DDR3 SDRAM
2007年頃からの主要なメインメモリ。
DDR3 SDRAMはその前の規格DDR2 SDRAMの約2倍のデータ転送速度がある。DDR SDRAMの4倍のデータ転送速度がある。
チップ規格 | モジュール | メモリクロック | バスクロック | 転送速度 |
規格 | (MHz) | (MHz) | (GB/秒) | |
DDR3-800 | PC3-6400 | 100 | 400 | 6.400 |
DDR3-1066 | PC3-8500 | 133 | 533 | 8.533 |
DDR3-1333 | PC3-10600 | 166 | 667 | 10.667 |
DDR3-1600 | PC3-12800 | 200 | 800 | 12.800 |
DDR3-1866 | PC3-14900 | 233 | 933 | 14.900 |
DDR3-2133 | PC3-17000 | 266 | 1066 | 17.000 |
- DIMM: 用途 デスクトップ:240ピン
- S.O.DIMM:用途 ノートパソコン等:204ピン
その他
初版:02-02-2011