YAMAHA WX5 WIND MIDI CONTROLLER
たぶん38歳頃だったか、サックスを始めた。 これについてはここに書いたので省略。 サックスの音はかなりでかい! どうしても吹く場所を制限される。 多少吹け始めるようになったもののご近所様に聞こえればただの騒音かノイズになってしまう。 ある程度、サックスの練習になり音量を気にせず練習できるもの。それには、思うところこのヤマハ WX5が最有力であると思う。 キーの重さや高音域において多少運指が違うところがあるけど。基本的な運指はサックスと同じ。 サックスにあるキーがWX5にはないなど難点はあるが違いを意識して使えば十分練習になると私は思う。 WX5で練習してみて、実際のサックスで感じを確認するのが良い感じがする。
ディップスイッチ一つでアルト、テナー、ソプラノ等(C、E♭、B♭)の切り替えができる。ソプラノはディップスイッチをB♭にして1オクターブ上げてセットする。 1台で何種類もの音域をカバーできるので、複数のサックスを買わなくてもいいので大変ありがたい。 サックスは新品はおろか中古市場でも結構な高額で取り引きされているので同じ考えの人も多いと思う。
WX5と本物サックスの違い等
この違いについてはWX5 WorkbookのFAQでとても詳しく
書かれています。
(高音域フラジオ運指)の部分が決定的に違う。
WX5にもこのキーが ぜひ ついて同じキー配列にして欲しい。と思う。
WX5は設定で確か7オクターブくらいカバーできるのはすごいが、通常のサックスではやっぱりテクニックで高音域を出している
ので、WX5で高音域に慣れると運指に迷いそうな気がする。たぶん
オクターブスイッチ 中心の指置きに上部1つ押すと+1オクターブ 1と2を同時に押すと2オクターブ、2だけ押すと3オクターブ上下できる。
- WXはアンブシュアができなくても、まともに音が出るが、サックスはきちんとしたアンブシュアが出来ないと”まとも”に音が出ない。
- キーの重さ、キーのストロークが違う。WXはキーが軽く、キーのストロークが5~7mm位?と短く、キーを押さえる事が楽なのに対してサックスはWXに比べキーが重く、ストロークも長い。
- WXとサックスではフラジオの高音域の運指が違う。レギュラー運指はほぼ同じ。
- 絶対的な違いで、ホンマもんのサックスでは高域でフラジオ運指が要求される部分がWX5にはない。逆にWX5では簡単に音を出すことができる。
と様ような問題もあるの事実であるが、基本的にレギュラー運指は同じなので、ある程度練習になると思います。
サックスを吹きたいためにWX5を購入した場合
あくまでも私見ですが。上記の違いがあり、WX5で吹けるようになって実際のサックスを吹くとかなりの違いにショック。 。というか 普通のサックスは吹けない。 一番の違いはWX5ではマウンピースのアンブシュアが少々おかしくても音はでるが、 サックスはアンブシュアがおかしいとまともに音がでない。 上記にもあるWX5 Workbook さんのホームページでサックスに近付ける設定が紹介されています。 私も大変参考にさせてもらいました。 私のWX5は設定で少し音が出にくくなるようにゲイン調整をしています。 自分としてはある程度サックスの代用だと思っているので、吹くときにサックスとの違いを意識して、アンブシュアや呼吸など意識してます。
YAMAHA WX5総論としてサックスに似た楽器で、割り切る必要はあるが、フラジオ高音域を除きある程度代用可能なものと思っています。
音と機材の問題
記事書き直し。
【パターン1】WX5 → Midi Interface → 音源 の順番で音を出しています。当初右のMU100Rでもそこそこの音が出てる気がしていますがいまひとつ
【パターン2】専用音源のVL-70mを使う。・・・・ WX5 → VL70-m 。 確かにほかのハード音源より断然良いと思った。不満は、例えばアルトサックスならプリセットでも多数の音色を用意して欲しい。と当初思ったが、基本的に音色を作るという事を前提にするとある程度納得。 エディットにはWX5 Wookbook様の解説を読み、マニュアルを ちゃんと読みだいぶVL70-mを理解できると思う。エディトである程度、好みの音色が出せるようになっできた。おかげで今はこの使い方でWX5を吹いてます。 VA音源についてはヤマハの解説がいいです。
さておき
自分の音楽環境ではパソコンが欠かせない。Indexのページを見でもらったとおり、DAW、DTMの世界を好む。当サイトのFREE VSTiのページのなかのSFZ(Free VSTi)を使ってSoundFont(拡張子sf2ファイル)(膨大なFreeの音源)を使ってサックスの音を出す方がよりリアルな感じがする。個人的には他のVSTiのページ内のminimogueなどを使ってアナログシンセサウンドで音を出すのも好きだ。現時点でVST対応のDAWソフトはCubase
とYAMAHA SOL2を使用。DAWソフトがない場合 VSTHostもしくはCantable等(当サイトの別ページ参照)で音を出すのも良いかも。。
だだ、VSTHostは深く追求していない(SOL2があるのであまり深く追求する気にならない)のでレイテンシー(音の遅れ)がある。たぶん。なんか設定、ASIOドライバーのたぐいをなんとかすればレイテンシーは防げるのではと思う。
断言はできないが。VL-70mよりsfzなどのSoundfontや他のサンプリング音源の方が良い音(リアルな)が出ると感じる。(VL70-mをうまくエディットするとやっぱりVL70-mの方がいいと思う。)
rgc:audio ”sfz”大変有名なFree VSTi
sf2、wav他のサンプリング音源を読み込んで音を出せます。
minimogue va free vsti 大変評価が高い。
他にも多数あるが個人的にWX5+minimogue+VL70mの組み合わせがお気に入り。(最近はVL70-mのみが多い)
音は違う。が気分はT-SQUARE。もちろん吹くのは下手ですけど・・。
VSTiに関心がある方は当サイトVSTiをどうぞ
詳しい方はKVR Audioにでもどうぞ・・
VL-70mエディットの覚書
自分の覚書を別のものに書いていたので、ついでにここに記載。 マニュアルを読めば詳しくわかりますが、マニュアルは範囲が広く
コントロールのパラメーター 各構成
Ⅰ=CC(コントロール)
○○○にはコントロール名が入る。
○○○ CC No.= off or 01 or 02 (値はoff、01、02)の3つ
No.=off : 無効
No.=01 : モジュレーションホイール
No.=02 : WXブレス(息の量) WXを使う場合これ02を選択
Ⅱ=コントロールデプス
○○○CtrlDpt = -127~127 コントロールの深さ ±1以上が有効値 0の場合 無効と同じ
Ⅲ=コントロールカーブ
○○○ Curve = -16~+16
実際にⅡ、Ⅲは音を出して調整
サックス系の音色に影響のあるパラメーター
エディット手順
EDITボタン ⇒ CONTROLを選択
13.Prs ⇒ プレッシャーコントロール 、管楽器の息を吹き込む強さをコントロール又は、弦のこする強さのコントロール
29.Scr ⇒ スクリームコントロール 、生楽器のさまざまな影響により絶叫したような音を再現するコントロール
31.Bnz ⇒ ブレスノイズコントロール 、息漏れのシャーっといったノイズの再現するコントロール
38.Thr ⇒ スロートフォルマントコントロール 、(喉の状態による音色の変化)口、喉。気管、肺などの管に同じように共振を起こし吹き込む息に影響を与える状態をシュミレートするコントロール
アナログ系の音色に影響するパラメーター
アナログ系の音色は特定でなく、 CONTROL、FIL-EG、OTHER、EFFECT等ほぼ全てのパラメーターで音色を作る。