ベースに関して
弦の数とナット幅における弾きやすさの違い
ベースには4弦タイプ、5弦タイプ、6弦タイプがあります。昔は5弦、6弦のベースなく4弦だけでしたが、いつの頃からさらに低い音がでる5弦ベース等が増えました。これからベースを始める方には4弦のベースをお勧めします。ベースの弦は太く、弦数が増えるとナット幅も増えます。またフレットの間隔エレキギター等に比べて広い。つまり演奏時のポジション移動の範囲が大きくなり5弦以上になるとナット幅が広くなった影響を受けて4弦より弾きにくくなります。初心者であれば、できれば4弦、どうしてもなら5弦までだと思います。
一般的な4弦のナット幅はジャズベース(32mm)、プレシジョン(40~42mm)です。5弦にになるとまだ太くなります。
当サイトのFender Jazz Bass Specialに記載
スケール
スケールとは簡単に言えば””長さ”で具体的にはネックのナットからブリッジまでの長さになります。
- ロングスケール :863mm(34インチ) *端数切り捨て
- ミディアムスケール :812mm(32インチ)*端数切り捨て
- ショートスケール :762mm(30インチ)
- スーパーロング(エクストラロング)スケール:889mm(35インチ)
ギターでもベースでもスケールはありますが、一般的に ロングスケールと呼ばれるものが一番一般的です。
ジャズベースとプレシジョンベースの違い
基本的にはボディーシェープの違いです。ボディーの下部の形が違いますが大変似ていると言うのが確かです。
一目見て違いがわかるのはピックアップの数です。ジャズベースは2つのピックアップがあり、プレシジョンベースは1つです。(例外あり2つのものもある。)。ジャズベースはブリッジ手前とブリッジとネンクエンドの中間に一箇所ずつついています。 プレシジョンはブリッジ側のピックアップがありません。ボディーのテールエンドの形状が異なります。
前述で弦について書いているとおり、ジャズベースはナット幅が狭く、プレシジョンベースはナット幅が広い。一概に言えないがナット幅の狭い方が弾きやすい。
ジャズベースは一般的に2つのピックアップで音作りがしやすいと言われています。プレシジョンベースは低音が強いと言われています。
初心者向きのベースと数万~十数万円以上のベースの違い
色々と違いますが、ハッキリ違うのは木材とピックアップで、一概に言えませんが、初心者向きと言われる低価格のベース(ギター含む)は長い年数使えると言えないと思います。 木材の違いは音質だけでなく耐久性、バランスに影響します。入門からある程度慣れるまでと割り切る方がいいと思います。いきなり高価なベースを買うことが絶対に良いとは言えません。 弾けるようになり、自分の求めるサウンドを理解してからでも遅くはないと思います。
ベース選び
個人的な考えになりますので、参考程度に・・・・・。
- 価格:最初は余程自分が使って気に入ったものでなければ 安いものでよいと思っています。他人に色々とアドバイスがあっても、1~3年もすれば自分の欲しいと望むものが分かってくると思います。
- スケール: スケールは子供でなければ一般的なロングスケールがよいと思います。低音をカバーする楽器なので、音圧感からもロングスケールがよいと個人的には思います。どうしてもという場合はミディアムスケールまでだと思います。ピアノでも1オクターブの幅の広さは大人も子供も同じです。平均的に大柄な外国人と日本人では手のサイズも違います。慣れというのはすごいものらしく意外に弾けます。また物理的に指がたわない場合は工夫もします。
保管について
ベースの弦は太く、かなりの力で張られているのでエレキギターやアコースティックギターよりネックが反り易い傾向にあります。本来弾かない時は 弦を緩めておく方が良い。しかし、いつも弾いていると”いちいち”弦を緩めたくないという気持ちもあります。スタンドは立てかけるタイプでなく、ベースを吊るすタイプのスタンドにすることによって 若干反り防止に違いがあるようです。