ベースのコードとスケールについて 1
ベースは名前のとおり基本で楽曲のルート音を担当します。ベースはルートが例えばAメジャーであってもAマイナーであっても ルート音はAでベースにとって最重要な音になります。指が動くようになってくると8分音符や4分音符の連続でなく、実際に音楽を良く聴いてみたり、楽譜をみるとルートのベース音を確保しつつもスケール感のあるプレイをしています。私的な考えですが、このベースの低音域と音圧、スケールでグルーブ感がすごく変わると思っています。そのためある程度、コードとスケールを知っておく必要があると思います。
ベースのコードとスケールについて 2
図は上段は4弦にルートの音がある場合です。下段は3弦にルートがある場合です。 ○メージャーは1、3、5 ○マイナーは 1、♭3、5になります。
1はルートで3、5は”度”です、例えばコードがGの場合、G(ソ):4弦3フレットがルートであれば3はB(シ)、5はD(レ)です。また、Gm(マイナー)の場合違う点は3度が♭3になります。♭3はB♭(シ♭)になります。
7thがつく場合、は普通と異なります。○7、○m7、○M7、○mM7の4つは全て構成音が異なります。小文字のm7はマイナー、大文字のM7(△と書く場合もあります)はメジャーです。
- ○7は 1、3、5、♭7(m7)
- ○M7は 1、3、5、M7
- ○m7は 1、♭3、5、♭7(m7)
- ○mM7は 1、♭3、5、M7
コードについては当サイトのキーボードのコード、特殊なコードを参照して下さい。
ベースのコードとスケールについて 3
上記通りベースにとってCもCmも”ド”であることには変わりはありませんが、△たとえば、Cのコード部分の小節をを”1:C、3:E、5:G、3:E”とルートを意識しながらリズムに合わせて動かすと、リズムに躍動感がでます。 Cmでは”C,E♭,G、C or E♭”と弾いてみます。違いは三度の音が長三度から短三度になっている。だけです。(長三度はメージャー3rd、短三度はマイナー3rdと呼びます。)。
要するに、ベースでは4弦と3弦でルート音があり、フレットを移動するだけでコードが変わっても、三角形のイメージがあれば、ちょっとしたアドリブには対応できます。
ベースのコードとスケールについて 4
上記はコードについて触れましたが、スケールも知っている方が良いのに超したことはありません。 C、D、E、F、G、A、B、C(ドレミファソラシド) この並びが”Cメジャースケール”(C Major Scale)と呼びます。A、B、C、D、E、F、G、A(ラシドレミファソラシド)の並びをAマイナースケールと呼びます。ちなみにC、D、E♭、F、G、A♭、B♭、CがCm(C Minor Scale)スケールになります。他にもスケールは幾つもあります。