フロイドローズの新規取り付け

フロイドローズ Floydrose

 まずは取り付け可能か?どの位の加工が必要かある程度考えて把握する必要があります。 新規の取り付けはかなり難しいので自己責任で行ってください

作業開始前に

既存のナットと新しいフロイドローズのナット幅を確認。

  • 既存のナットと新しいフロイドローズのナット幅を確認。
  • ナットがネックセット可能か? (ブロイドのナットは大きいので)
  • アミーング時の予想動作、弦高の予想位置等をみて、ザクリ加工が必要か把握する。ノーマルブリッジから交換の場合かなり高い確率でザクリ加工が必要なはずです。
  • 取り付けるギターのスケールの確認。(大抵ロングスケールだと思う)
  • 工具の準備
  • 既存のナットと新しいフロイドローズのナット幅を確認。

作業開始 (フロイドローズの載せ替え)

スタッドユニット(ロック)の穴の位置を割り出す

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元のブリッジ位置、スケールから穴をあける位置を割り出す。5mm狂ってしまうと致命傷になります。極めて慎重に左右の位置も合わせて穴の位置を割り出す。ザクリが必要な場合、スタッドユニットを埋め込む穴の位置とブリッジを参考に割り出し、印をする。

ザクリ加工。

加工

右写真のようなザクリ加工が必要な場合ブリッジを置き 加工する範囲に印をつける。ボディー材は比較的簡単に割れてしまうので注意。必要以上に力を入れない。ゆっくり丁寧に。 (*写真は元からザクリ加工のものスタッドユニットの穴は再加工した写真もの)

失敗談

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右のストラトに新規で取り付けた写真です。一見まともに見えるかもしれませんが失敗です。弦高が高く実際には約3mm程度のザクリ加工が必要でした。さらに・・このギターのスタッドユニットの穴は2度あけました。左右のわずかなずれ少しだけ1弦よりになっていた。どうにも気に入らなかったので穴を潰して再度穴あけをしました。

ナットの取り付け

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 元のナットを外してフロイドのナットをそのまま取り付け・・・。にはならない 取り付けるナットの形状にもよると思いますが、右写真では、フィンガーボードをわずかに削る必要がありました。これが実に微妙な調整で、 これを失敗してもネックはパーになってしまいます。プロでもナットの位置決めはとっても神経を使う作業だそうです。本当のところ、右写真のナットの位置は微妙に狂っています。

右ネックはメイプルネックにローズのフィンガーボード。ローズは比較的軟らかいですが、ネックのメイプルはすごく固いです。 ネジ穴をあける時は必ず事前に下穴をあけて(垂直に)必ずネジの頭に合うドライバーで留めます。写真の微妙に狂っている理由はネジ止め、加工の精密さに かけていた為結果的に微妙に狂った位置に取り付けられた。

余談ですが当サイト改造ページの 無知式(漢字としては(識)が正しいですが、あえて式にしてます。)による改造はスクラップの元はこのギターから来てます。 楽器なので微妙でも狂ってしまえば役に立たない。このギターはなんとか弾ける物にはなったが実質的には失敗。実にこの失敗から得たものは大きいが・・。ショックだった

スタッドユニットの埋め込み

stud unit

載せ替えでも書いていますが、ネックと違い実に割れやすい。正確な幅の穴を垂直にあけてます。埋め込む時はゆっくり割れないか確認しながら少しづつ埋め込みます。

最後は組み立てて調整します。

ジャンクボディーで練習する

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私は、壊れた楽器やジャンクギター、ボディー、ネックを買ってきてテスト半分に何度かいろいろやってみました。ジャンクボディーは安いですし、おすすめです。

右は70%完成の状態、弦を張って取り付け状態を確認します。

私は結局載せ替えも新規取り付けも何度となくやってみました。それなりに面白いですが、やっぱり新規の取り付けは難しい。高い値段のギターならプロに頼みます。(笑)

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