宅録は楽しい 手持ちの機材で宅録
音楽好きのただのアマチュアミュージシャンである。 本読んだり、ネットで調べたり。そして、 自分であれこれ試行錯誤して 俺風ミキシングになった。
可能な範囲プロの知識とテクニックを得たいと思ってきました。実際のところプロの技術を得られる機会などないので、本、エンジニアのネット記事、
パソコンに取り込むことが可能なオーディオデータ、MIDIデータなど。プロのものは本当にすごい!。
私は、限られた予算、機材、環境・・・やってきた結果そしてたぶん、これからも試行錯誤しながらも進歩したいと思っています。
なお、OriginalSongsの曲は、古い曲ばかりで原曲の録音は、ほとんどRoland VS-880V-xpanded で録っています。 ただし、OriginalSongsの中のセルフカバーは全てDAWです。SelfCoverでも07頃は、ヤマハSOL2です。それ以降’08~’10年は、Cubase4 Studio '11年はCubase 6です。MTRは一切使用しなくなりました。(*MTRがいけないと言う訳ではありません)
追記:パソコンと宅録・・・(2012年 秋に思う)、2016年(修正)
当初、このページを作った時はヤマハのSOL2を使っている時でした。 年々パソコンも高性能化し、DAW/DTMソフトウェアもとても進化しました。 MIDIでリアルな音を作る。リアルな感じの演奏に聴かせるか?が課題であったように思います。(いわゆるDTM時代・・)
現在ではMIDI、宅録の位置づけは思いっきり変わった。
要するに、SOL2で書いていたこのページも現在の宅録では、随分と変わったと思います。 そこで少しずつ書き直すつもりです。文面に矛盾もあるところもでると思いますが・・・ご容赦ください。
アマチュアであること
本やネットでみるとプロによるレコーディング、アレンジ方法などの解説がある。それはとても役に立つ。しかし反面アマチュアの場合個々に機材や環境が違いすぎるために思ったようにできないと感じます。
プロのアウトボード機材の多くは高価。ソフトウェアのプラグインにおいてもWAVES製など高価なプラグインを使っています。一般素人の宅録ではやっぱり自分の部屋(空間)、機材楽器により色々なパターンを試す必要があると深く感じます。当サイトの管理人も持っていれば便利なのにと思う機材がたくさんありますが金銭的にも買えないのが実情です。 手持ちのもので少しづつ良くするしかないと思っています。ありがたいことにフリーのプラグインエフェクトなど使うことによりだいぶ助かります。
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プロとアマチュアの違い
決定的な違いは、知識と技量をベースに、お客さんの音楽ジャンル、要望に適切に対応できる 環境、資金、時間、etcだと思います。 この要素はかなり大きな問題でプロと同じようにするのはとても難しい、ただ昔と違い、安価なMTRでもプロぽい素晴らしい作ることができてます。 それはデモソングでも聴くことができるし、実際にレコーディングされているものもある。 (現在においては個人的にはMTRはお勧めしない(所有機材がほとんどない場合は有効。移動して使う事が多い場合も有効)。 個人的には、DAWソフトを使ったPC+インターフェースが良いと思う。)。 しかし、どんなジャンルでもお客さんの要望に対応できるというのは素人では厳しいと思う。
プロの現場で使われるスピーカーは、かなり高価である。スピーカーによる違いはアマチュアでも実際に感じる事はあると思う。 一般アマチュアでは普通?はなかなか一本10万円クラス以上のスピーカーなんて手がでないと思うのだが、 プロの現場では何種類もの高価なスピーカーが使われている。
低額予算でもびっくりする程良い音質、バランスで録音されたサウンドもたくさん聞きました。 ネット上のアマチュア作品でも、また知人でも当方と同程度の機材でありながら洗練されていた。 違いは何か? 考えるに単純な事であるが、演奏能力と最低限の機材の使用する知識だと思う。
低予算スタジオと工夫と
宅録系の雑誌などでは、プロの自宅のスタジオなどが良く紹介されている。比較的、安価に仕上げた部屋(スタジオ・・それでもお金は掛っている)もあるが、それなりに高価な機材を所有して 自宅スタジオが構築されている。 プロだからある程度当たり前かなと思うが、部屋なので、よく工夫されていると感じる。
特に防音、遮音、吸音など。吸音材を張ったり、防音カーテンをしたりよく考えられていると感心します。 またノイズ対策で電源が分かれているものが多い。
プロの個人の部屋(スタジオ)では、やっぱりスピーカーにお金がかかっていると感じる。又、その位置や向き。必ず二つ以上のスピーカーが設置されて、不要な反射がおきないように遮音等の対策がされている。 余談だが、DAWはPro Toolsが圧倒的に多いがCubaseやDigital Performerなんかも多い。
フラットな性質のモニタースピーカーとモニターヘッドホンの重要性
SONY MDR-CD900ST
低予算でもある程度のフラットな特性のモニターはあります。一般のオーディオスピーカーやヘッドホンは音に方向性がつけられていて音楽制作には向かないと言われている事が知られています。実際に本当にその通りだと痛感した事があります。出来ればプロがスタジオや自宅で使われているもので値段の許す範囲のものを所有する事が望ましいと思います。
一般家庭では、モニタースピーカーを大きな音で慣らすことはむずかしい。可能な人もいると思いますが、大半の方は厳しいと思います。 そこで、ヘッドホンはできるだけ定番を使うと良いと思います。定番中の定番 SONY MDR-CD900ST をおすすめします。中古でもそれなりの値段になりますが、実にパーツが売られており、壊れたり、痛んでも修復がしやすい。 個人的にも同じ理由でMDR-CD900STを使っています。これを基準に音を作っています。モニターも使いますが、基準はこれにしています。
演奏の正確さ
当たり前の事であるけれど、プロの演奏能力はとても高い。何よりもリズムからずれる事がなく、音程がしっかりしている。しかしアマチュアでも演奏能力の高い人はたくさんいる。 演奏が不安定だとどうしても人に気持ちよく聴いてもらう事は不可能だ。MIDIに関してはクオンタイズなどを使いキッチリ仕上げることが当たり前だが大事だ。ただし、クオンタイズし過ぎて人間味の感じないものになることもある。演奏に関しても可能な限りリズムと音程にを気をつけて演奏することが大事だ。
聴かせ方もやっぱりプロは平面的な感じでなく立体感のような、奥行き、左右の広がりがあり、聴かせたいポイントがあるように思う。フェーダーなどでの音量調整やエフェクト処理が 小まめで、表現力が高い。
- 演奏の正確さ(行き着くところ演奏能力、正確さが最重要)
- パンの振り方
- 曲中聴かせたい部分をハッキリさせている事(音量・フェーダー操作・オートメーション、部分的なエフェクト処理等)
- エフェクターの使い方。
パート毎の演奏の技量はそれ程でもなくても、曲中の決めがうまくできている違いかな?と感じた、MIDIの場合は丁寧に作っている。こういった地道なものが積み重なっていると感じています。そういったものがリスナーへの聴きやすさが感じられる。
プロだけでなくアマチュアで上手な人は演奏、MIDIの作りがうまい。
パンの振り方
パンの振り方はエンジニアによっても定位の考えが多少違うようだ。パンを振ることによる効果は音をハッキリ聞かせること(聞きやすくすること)、広がりを作ること、バランスを整えることなど色々ある。(エフェクト処理・イコライザーの処理も)。パンの振り方と空間系のエフェクターの使い方は実に密接な関係だと最近感じます。
聞かせたい部分をハッキリさせている
いわゆるだらだらと曲が進んでいるのではなく、メリハリをしっかりしていること。アレンジによる曲の変化、楽器の見せ場、歌の見せ場などで細かく音量変化とエフェクト操作をプロはしている。 これにより聞きやすさや見せ場を演出している。聞こえるか?聞こえないか?の音域を使い微妙な厚みなどを加えたりしているようだ。
エフェクトの使い方
エフェクターには定石的な基本の使い方がある。エンジニアにより独自のテクニックを施している。ディレイ、リバーブにしてもそれぞれ特徴があり設定は若干ずつ違う。 エフェクターの組み合わせ方でもまったく違った効果がある。エフェクターを使った効果で、曲の広がり、奥行きを作ることができる。『プロのエンジニアが教える設定・・テクニック』などを読むと、エンジニアで随分違う。音楽ジャンル、所有機材、プラグインなど・・それぞれの環境で少しづつ異なるのだろうか?と思う。雑誌や本などを参考にしつつ、それぞれの環境にあった設定を探す必要があるように感じる。
関連のページ(エフェクターの設定、使い方に関する考察)に記載
試行錯誤してみる
あくまでも私が思うことになるが、アマチャアミュージシャンでは、個々の所有する機材及び環境、音楽に注ぎ込める時間が違う。愛読書のSound & Recording Magazin やKeboard Magazine サウンド・デザイナーを結構長い間読んだ。しかし参考になること全くならないことが多くあった。アマチュアでは限界があると感じた事が多々あった。音楽制作を取り巻く環境は、コンピュータの進歩と同じく日進月歩のように変わる。いろいろな情報を収集して 試行錯誤しながら色々やってみることが大切だと思う。
プロのレコーディング、マスターリングの機材を以前表にしてみたことがある。プロってどんな機材を実際に使っているのか知りたくてエクセルに作った事がある。しかし、途中で作成は辞めた。 とても高い機材がずらり・・・。スタジオのレベルにもよるが、ざっくり計算すると高級車から家が建つほどだと思った。とても買えるものではないと思ったので表を作る意味を感じなくなったので辞めた。 ただ傾向として、プロの機材は大体同じようなものを使っていた。一度調べるとわかると思います。
上記と同じになりますが、結論としてアマチュアでは試行錯誤、工夫が必要だと思う。
DAWソフトウェアとオーディオインターフェース
右のところにも少し書いていますが、DAWソフトウェアとオーディオインターフェースだけは少しでも良いものがいいと思っています。宅録をする上でMTRかDAWという問題はありますが、DAW/DTMで音楽を作る場合、良いソフトウェアには最初から高品質の音源、エフェクター、編集環境、拡張性があります。安価なDAWソフトウェアだと結局買い足すものが多くて最初から良いものを買っておいたほうが安くてよかったと言うことになりかねません。機能的にも良いものは編集環境が良く、作業の効率が良い。DAWのソフトウェアの次に重要なのがインターフェース。外部から音を取り込むのに安価なものは拡張性、入力種類、出力とも乏しくて、結果として買い換えることにつながる可能性が高い。少し無理してでも良いものの方が後にも良いと思います。
ちなみにプロはどちらも平行して使っているものが多い。基本的にはMac + AVIDのPro toolsのシステムをベースに使い。補助的な形でMTRも使っている模様。意外に思ったのですが、アナログものも多く使っている。正確にはアナログ機材も必須のようであった。
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一昔前まで、田舎でも楽器店はたくさんありましたが、ずいぶん姿を消していきました。既存する楽器店では、在庫数を減らし品揃えが豊富がいまひとつというのが多いと思います。 試奏を要しない場合など、インターネットの楽器店で安い楽器、機材が買えるのはありがたいものです。