宅録のための定番のマイク、安くても良いマイク! の考察 (ダイナミックマイク編)

はじめの能書き

 宅録をしようとすると、機材にもよりますが、マイクが内蔵されているものもあれば、必須品として購入する必要がある場合があります。 自分自身の記憶に初めて買った、安いSONY製のマイクを買った時、Myマイクと言うことですごく嬉しかった思い出があります。

 マイクは、安いものから高額なものまで幅広く、また大きく分けて、”ダイナミックマイク”と”コンデンサーマイク”があります。

ダイナミックマイク

 ダイナミックマイクは頑丈で耐久性も強く、ステージから一般の宅録まで使えます。 ダイナミックマイクの定番は SHURE(シュア) SM58が定番中の定番です。ダイナミックマイクはSM58を基準として比較対照されています。また、SM57は、楽器用としてこれも定番です。

コンデンサーマイク

 左の画像は、NEUMANN ノイマン / U87ai コンデンサーマイク 【国内正規品保証3年付き】

 コンデンサーマイクはダイナミックマイクと比べて拾音力が強く、扱いはデリケート、用途はスタジオレコーディングが主になります。傾向としてダイナミックマイクより価格も高く、使用する際ファンタム電源と呼ばれるものから通常48Vの電圧を必要とします。 定番は ノイマンU87シリーズが定番中の定番になります。

 ページが長いので、コンデンサーマイクについては別のページに分けています。


 定番中の定番を上記に書いていますが、用途(楽器の種類)に応じて上記以外の定番と呼ばれるものも使われます。

選択と購入は、価格と録音環境次第できまると思います。

 前述のとおりマイクは安い1,000円以下のものから何十万円もするものまであります。また、録音する環境がプロのスタジオのようなものであれば何でも可能だと思いますが、一般家庭では周囲の騒音、パソコン、機器の配置でノイズの問題もあり、選ぶマイクも変わってくると思います。

 一概に言えるものではないと思いますが、コンデンサーマイクの方がクリヤーかつ集音力に優れているので、周りのノイズや騒音も拾いやすい傾向にあります。録音時の環境が静かではない場合、個人的にはダイナミックマイクを おすすめします。

指向性

 マイクには指向性というのがあります。単一指向、双指向、無指向などのように、どこからの方向の音を拾うのか?を表したもの。単一指向は、ある一点からの音を拾う、双指向は、前後の方向、無指向は、周囲全体の方向です。

激安部門 2,000円前後以下

 いわゆる激安マイク。のグループです。


メーカー:CLASSIC PRO
機種名: CM5S
種類:ダイナミックマイク
指向性:180°
価格:オープン 
発売時期:-年-月

 ビックリするほどの安さ!但し、マイクケーブルは付いていないので持っていない場合は、別途購入する必要があります。CLASSIC PROのマイクケーブルこれもやすい・・・。

TOPへ▲


BEHRINGER ( ベリンガー ) / Ultravoice XM8500
BEHRINGER ( ベリンガー ) / Ultravoice XM8500

メーカー:BEHRINGER
機種名:Ultravoice XM8500
種類:ダイナミックマイク
指向性:単一方向性
感度:-70db
価格:オープン 
発売時期:-年-月

 本音のところ、良いのか価格相応なのかわかりません。今までベリンガーのマイクのレビューをあちこちで読みましたが、平均的に良い評価がされています。なお、この製品もマイクケーブルは別途購入する必要があります。

TOPへ▲

2,000円前後~5,000円前後クラスの価格帯のマイク。


AUDIO TECHNICA ( オーディオテクニカ ) / AT-X11

メーカー:AUDIO TECHNICA
機種名:AT-X11
種類:ダイナミックマイク
指向性:単一方向性
周波数帯:80~14,000Hz
感度:-50db
価格:オープン 
発売時期:-年-月

 マイクケーブルも付いての価格なのでトータル的に考えるととても安いです。

TOPへ▲


AKG ( アーカーゲー ) / P5

メーカー:AKG(アーカーゲー) (HP)
機種名:AKG P5
種類:ダイナミックマイク
指向性:超単一方向性
周波数帯:40~20,000Hz
感度:2.5mV
最大SPL:144db
価格:オープン 
発売時期:-年-月

 ※ 取り扱いのお店によっては、5,000円以上の部類に入ります。 AKG(アーカーゲー)、のマイクはコンデンサーマイクが特に有名ですが、AKGのマイクの性能、評価は高く選ぶ上で十分検討に値すると思います。 周波数特性ですが、2,000Hzから5,000をピークに10,000(10KHz)あたりまでMax+8db近く山がありフラットというより、高域の特性が強いようです。リードボーカル用となっていますが、最大SPLも144dbと高いので、案外楽器の方が向いているのかも?・・・。

TOPへ▲

5,000円前後~10,000円前後のクラス


SHURE(シュア) SM58
SHURE(シュア) SM58

メーカー:SHURE(シュア) (HP
機種名:SM58
種類:ダイナミックマイク
指向性:単一方向性
周波数帯:50~15,000Hz
感度:-54.5dbV / 1.88mV
重量:298g
主用途:ボーカル
価格:
発売時期:-年-月

 言わずと知れた世界のダイナミックマイクの定番SM58。ダイナミックマイクに迷えばまず これ でしょう。 SM58Sは スイッチつき。とスイッチのないモデルがあります。SM58の後継にBETA58Aが存在します。

偽物に注意!!
 直輸入と称して、某オークション等で、非常に安価な価格で売られています。箱もそっくり、本体もそっくりでも偽物というものです。 私が知る限り最安値でも7,000円を割ることはありません。1円~4,000円くらいで取引されています。SM58,SM57、Beta58A、Beta57A、無線物・・(全てスイッチなし)、直輸入でも 国外だったらどこでも直輸入です。まがい物はその価値の通りです。直輸入でもSHさんなどは本物です。偽物をつかまされないために、ちゃんとしたショップをお勧めします。


SHURE ( シュアー ) / SM57

メーカー:SHURE(シュア) (HP
機種名:SM57
種類:ダイナミックマイク
指向性:単一方向性
周波数帯:40~15,000Hz
感度:-54.5dbV / 1.88mV
重量:284g
主用途:ギター、スネア、タム、ブラスなど・・
価格:
発売時期:-年-月

 SM57は SM58と同じく定番。SM58がボーカル向けの用途に対して、SM57は楽器用のマイクで、ギター、ドラム、木管楽器に使われます。SM57の後継にBETA57Aが存在します。


メーカー:RODE (HP
機種名:M1
種類:ダイナミックマイク
指向性:単一方向性
周波数帯:75~18,000Hz
感度:1.6mV / -56db
出力インピーダンス:320Ω
重量:360g
価格:オープン 
発売時期:-年-月

 評判もなかなか良いようです。ハンドリングノイズも少ないのがいい! 周波数特性がSM58と比べて平均的に高く、各種レビューでも高音の抜けが良いようです。

10,000円前後~30,000円前後のクラス


AKG  D5

メーカー:AKG(アーカーゲー) (HP
機種名:AKG D5
種類:ダイナミックマイク
指向性:超単一方向性
周波数帯:70~20,000Hz
感度:2.6mV / -52db
価格:オープン 
発売時期:-年-月

 評判もなかなか良いようです。スペック的にBETA 58Aに似ている? 


SHURE / BETA 58A

メーカー:SHURE(シュア) (HP
機種名:BETA58A
種類:ダイナミックマイク
指向性:超単一方向性
周波数帯:50~16,000Hz
感度:-51.5dbV / 2.7mV
重量:278g
主用途:ボーカル
価格:
発売時期:-年-月

 SM58の後継機。SM58の感度が1.88mV/Paにたいして 2.7mV/Pa と感度が高くなっており、音圧も高く、高音域での音抜けが改善されています。


SHURE / BETA 58A

メーカー:SHURE(シュア) (HP
機種名:BETA57A
種類:ダイナミックマイク
指向性:超単一方向性
周波数帯:50~16,000Hz
感度:-51.5dbV / 2.8mV
重量:275g
主用途:ボーカル
価格:
発売時期:-年-月

 SM58の後継機。SM58の感度が1.88mV/Paにたいして 2.7mV/Pa と感度が高くなっており、音圧も高く、高音域での音抜けが改善されています。



メーカー:AUDIX ( オーディックス )
機種名:AUDIX OM6
種類:ダイナミックマイク
指向性:超単一方向性
周波数帯:40~19,000Hz
感度: / 1.5mV
重量:-
主用途:ボーカル
価格:
発売時期:-年-月

 説明文に、温かみのある豊かな低域、コンデンサーマイクのような抜けの良い音質が魅力。ハンドリングノイズがとても低く女性ボーカリストに理想的なマイク。と書かれています。

30,000円前後以上・・