鍵盤の軽さ、重さとタッチの違い。
私が初めてシンセサイザーを買ったのは友人から買ったROLAND JUNO-6 アナログシンセでした。そのうち時間がたち楽器店のおすすめもあり、76KeyのヤマハW5(シンセ)を購入。
この2台とも鍵盤が軽く高い音も低い音も同じく軽く鍵盤を押せば音がでます。しかしアコースティックピアノは全般的に重く、高い音、低い音でも鍵盤の重さが異なります。シンセの鍵盤のタッチに慣れるとピアノはとても弾きにくく感じます。
私は、ピアノを弾けるようになりたいという思いがあったので、少しずつ楽譜をみてピアノ音色で練習しその後少しずつ弾けるようになりました。
しかし・・・。
実際のアコースティックピアノで弾くと 鍵盤の重さの違いで弾けるはずと思っていた曲は思うように弾けなかった。とてもショックだった。鍵盤のキーの重さはとても重要だと痛烈に感じた。さらに76Keyでも足りないと思うことが時々あった。
そこで以前から欲しかったRoland A90EX 88Key Piano & Midi Controller これを買った。ウェイテッド鍵盤はシンセの鍵盤とは違い ピアノに近い(同じではない (A90は高低での鍵盤の重さに差はない))感じで 弾いたときの ”気分”がとても良かった。A90のおかげでピアノを弾いてもさほど鍵盤のタッチに苦しむことはなくなった。妻の実家にアップライトピアノ(ヤマハ製)があることもありたまに弾いてもさほど違和感はなくウェイテッド鍵盤のキーボードはなにかと役に立ちます。
私が爺さんになった時、ピアノが似合う 老紳士になりたいものだ。
楽器選び
何がやりたいのか?
本題ですが、初めてキーボードを買う場合何がやりたいのか?が一番重要だと思います。大きく分けて、ピアノ系のサウンドとシンセサイザー系のサウンドです。
どんなサウンドが欲しいのか?
まずは出したい音がピアノ音なのか?シンセサイザーの音なのかで選択は変わると思います。 シンセの音中心でピアノは別に・・・と言う場合であればシンセサイザーをお勧めします。
ピアノ系中心(デジタルピアノ・ステージピアノ)
求める音がピアノ中心で、シンセの音にはあまり関心がない場合はデジタルピアノをおすすめします。価格は安いものから高いものまであります。すごく安いものは鍵盤が軽いタイプが多いので確認が必要です。4~5万円になるとまずそこそこの性能のものがあります。
ワークステーションシンセサイザーの選択
単にシンセサイザーと言ってもワークステーションタイプと普通のシンセとあります。ワークステーションシンセサイザーは一台でピアノからシンセまでの幅広い音源を持っており、またシーケンサーが内蔵されており、マルチトラック風に作曲ができたり、他の音源をコントロールできたりと適応範囲が広いのが特徴です。ワークステーションシンセはオールインワン。出来ることが豊富です。ただし、価格は高めで、安いものでも6~7万円はします。
汎用シンセサイザー
定義として栄えが難しいですが、シーケンサーなどは搭載されてなく、大きく分けてサンプリング音源とアナログ音源があります。サンプリング音源は名前のとおり実際の音を録音(サンプリング)して造り出した音源、アナログ音源は、発振器により揺れを発生させて音をタイプで、アナログ音源にはピアノの音などはありません。価格も安いものから高いものまであります。
シンセを選ぶことでの注意
もし出したい音にピアノの比重がある程度高ければ、鍵盤が重いタイプのキーボードをお勧めします。またピアノとして弾くには61鍵では音が足りないことが多々あります。 シンセの音が多い場合はであれば61鍵でも良いと思います。DAWの入力程度であれば49鍵でも良いかと思います。個人的に、ある程度キーボードを弾きたいと思うなら76鍵(73鍵)以上をお勧めします。
その他
最初から、高価なキーボードが必要だとは思いません。
個人的な見解ですが、電子ピアノ、キーボード、シンセを含み、ヤマハ、コルグ、ローランドの順で良いという感じがします。少し軽いが電子ピアノのカシオでも練習はいいかなと思います。
理想は2台
お金がかかる話なので何とも言えませんが、鍵盤から重いタイプと軽いタイプの2種類があるのがベストだと思います。デジタルピアノ、ワークステーションシンセ等。
必須品
多少異なると思うが
● 教本
● 楽譜(なるべく簡単そうな・・・)
● メトロノーム